翻訳皆様、大事な船の整備はだいたい信頼できるメカニックに任せていると思います
皆様のメカニック選びの基準は何でしょうか？？
値段が安い？
腕がいい？？（何を基準に？）
レスポンスが早い
身近だから
有名だから
看板が信用できるから
まあいろいろ理由はあるでしょう
ですがメカニックで一番大事なのは腕もありますが実はセンスなんですよ
一応、基本は腕のいいメカニックはセンスもあるんですが
そうでない人もいます
それはわかりやすく言うと絶縁テープの巻き方とか
タイラップの付け方とか
話はそんなところから始まります
今日は以前からお願いされていた船外機のカバーの塗装の仕事をしたお話ですが
沖縄では大手のヤマハ販売店に修理を頼んだ時に
ボロボロだった船外機カバーを缶スプレーで塗られ
素人同然のガサガサ塗装で
サービスしときますと・・・
まぁこういう人も居る訳ですわ
ヤマハの看板あげているから信頼していたようです
別に悪気もなく善意でやってくれているんんですが
オーナーさんはずっと気になっていて
今回、綺麗に直して欲しいと
初期の工程はもう写真もないので省きますが
今日はラッカースプレーで塗られた表面を剥がして
綺麗にサンディングして純正色で塗った所からですが
もちろん塗装は純正色で２液性のウレタン塗料を使います
今日はその後２０００番のペーパーで水研ぎしてポリッシャーで磨いて行く所からの仕事です
ポリッシャーでピカピカに仕上げたら今度は純正のステッカーを貼ります
ですがこのオーナーさんは予算的な理由でストライプは要らないからYAMAHAのロゴと５０馬力のステッカーだけあったらいいと言います
せっかくここまで仕上げたので出来たら純正を再現したいのですが
こればかりはオーナーさんの要望なので仕方ありません
ですが白のロゴだけ貼っても色味が無くてのっぺらぼうみたいになるの
想像できますでしょうか
パソコンをスクロールして比べて見て下さい
こんな仕事、本当はワタシは納得できません
ここでちょっとワタシの気持ちも済まないので
サービスでできる範囲でもっと見た目が良くなるようにラインを入れました
たかだかこれだけの事ですが赤いラインが入るだけでで少し引き締まるのです
オーナーさんは最低限のところで妥協していましたが大満足で喜んでくれました
まぁ要はこういう機転が効くかですよ
先日のシーホースのステッカーにしてもですが
独自でデザインしてかっこいいステッカーを作ってもらえるか
ただ何かで印刷したようなロゴでハルの横に適当に貼られるか
あ、あと
ステッカーの話ですが
よくある例ですが左側には「マリンドライブ」右側はなぜか「ブイラドンリマ」と読む方向で貼っているのを見かけると思います。
ワタシ、このやり方の意味が全くわからず
多分前方からの文字の流れでそうしているのか・・・
これ、トラックとか営業車のドアの看板にもよくありますよね
時には逆読み文字になるとすごい下品な読み方になるロゴも・・・
結局、これもセンスの問題で
任せる職人のセンスによって「マリンドライブ」になるし「ブイラドンリマ」にもなる訳ですよ
もっと重症なのは左はMARINE DRIVEですが右側がEVIRD ENIRAM
ここまでくるとこの人は終わっていると思います
まぁブイラドンリマでいいと思う人に対しては批判的な表現になります
スミマセン
右側から見て全く意味のない看板になると看板としては本末転倒なのです
何がしたいのかが明確になれば
看板は一瞬で読めて覚えてもらってナンボ
看板効果を目的とするのか、意味のないバランスを重視するのか
方向とかバランスとか言っても結局看板は一瞬で読めなかったら意味がない訳ですよ
あ、ちょっと熱くなりましたが
要はセンスですよセンス
あなたの信頼するメカニックはどうですかね
あと、今日は沖縄はどしゃ降りの大雨
仕事にもならず困っていたんですが他も頑張りましたよ
シーホースのヘルムポンプの修理が終わり
船に取り付け
これもオーナーさんが毎日まだかまだかと言いますので
ワタシもノイローゼ状態で
今日やっとこのまだか攻撃に解放されます
エア抜きもして完了
このオイル漏れが垂れて調子が悪くなったラジオも交換して
あとその隣に置いてあるウエイクボードの船の
なぜか中立から左にステアリングを切ったらエンジン切れない
チルトも動かなくなる
妙な電気系の不具合現象の修理も終えて
そのあとはジープのヒッチカプラーの配線
などなど
雨にも関わらず頑張りました
明日はウエィクボートの船の１５０馬力船外機のメンテナンスです
明日は晴れると思います
明日も頑張ろ