大手術

2018/06/21

かねてより修理中のマーキュリーの115馬力船外機

 

エンジンはかかるものの

なぜか吹け上がりが悪く調子が悪い症状の船外機

 

沖縄ではマーキュリーを見れるメカニックは少ないんですが

ワタシ、出来ますので

最後の最後に誰もなおせなかった船外機の修理に白羽の矢が当たった訳ですが

こんなワタシでもかなり手こずって行き詰まった重症の船外機

 

かれこれ春から修理していますが

未だに原因がわかりません

やれることは全てやって来たんですが

 

今日は最終オピニオン

これがだめならもうワタシでもわかりません

今日はインテークのユニットを全てバラして高圧ポンプを交換します

高圧ポンプはこのインテークの奥にあるのでこれを全てバラします

結局丸裸になって

こんな恥ずかしい姿になります

外したインテークは

こうなりまして

この部分の中にポンプがあります

この船外機、以前に燃料が海水を吸い込んだ履歴があるということで

その時は他の業者で海水抜きの修理をしてもらったらしくて

中身が錆び錆びじゃないか心配でしたが

錆びはなかったです

 

が・・・

燃料ポンプを固定しているゴムブッシュが綺麗にハマってない・・・

あ・・

やっと原因がわかりました

これは前の整備の時の組み方が原因ですね・・・

ここから燃圧がリークして回転が不安定になってたようです

早速、高圧ポンプは今回新品に交換します

グロメットも新品に交換して

フロートのニードルバルブも新品にします

これで組み付けて早速エンジンをかけて見ました

ほぼこれでなおった確信を感じながら

ドキドキしながらエンジンをかけて・・・・

 

やりました!

なおりました

エンジンも調子よく吹け始めて

完全に調子は戻りました

 

この文章だけだとしょうもない話ですが

半年近く悩んで

見れるところは全部見た上でなぜかなおらない船外機が

ようやくなおった瞬間です

 

興味がない人はわからない話ですが

今日はご褒美のビールをたんまりと飲もうと思います