ヨットで電気系の次にトラブルが多いのは燃料系のトラブルです
燃料の詰まり、エア噛み、燃料漏れ、水の混入・・・ その他
ですがあまり気にされていないのも燃料系
ほとんどホース類は見えない部分に配管されていたり
エンジンには複雑な配管や何本もの配管が接続されていて複雑に見えます
その前に最も多いトラブルがエア噛みと水の混入です
エア噛みは燃料漏れでも起こります
そこからエアーを吸い込んでエンジンがストップするのですが
燃料漏れはその見えない取り回し部分で起きている可能性が高いのです
どこかに擦れている、劣化しているのに見えないなど・・・
そんなトラブルを改善するのはもし以前に燃料ホースをいつ交換したかわからないならすぐにでも全部を新品に交換するべきです
あと、水の混入・・・
いつも燃料は入れ替わっているからそんなことないと思う人もいるし
水は入らないように気をつけているからとか
自分のヨットはそんなことはないとお思いのかたもいるでしょう
ですが残念ながら水の混入は燃料タンクの内部で起こります
タンク内部に水滴が発生してそれがタンク内部の底に沈殿するので厄介なのです
結局、タンクに沈殿した水はタンク内の取り出しパイプに一番近い部分にたまっているので水がたまると軽油は燃料上部に上がり、水が燃料として排出されます
これを防ぐために油水分離器というフィルターがあるのですが
どうやらこれがついていないヨットも多いようで・・・
エンジンが初爆はするけどかからないというトラブルは結構燃料が水になっている可能性も高いのですが、残念ながら匂いをチエックするだけではほとんどわかりません
もし油水分離器がついていない場合はトラブル防止のためにも取り付けしましょう
ワタシは今回、いままで古いタイプがついていたので今回、新しいものに交換しまして、ついでに燃料ホースも全て新品に交換
これで燃料系は確信がもてるので安心して乗れますね
狭い部分で作業が結構大変なので今日は体が痛い・・・
作業後のエア抜きも忘れずに
今回はホースも燃料タンクから全て交換したのでエア抜きが結構大変でした
燃料系はフィルターのメンテナンスだけではありませんぞ